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2020/08/14

パワポで作るなんちゃって印鑑


 ハンコを押すためだけに会社に行かなければならないという笑えない話がある。社印など本当に唯一無二の存在ならともかく、誰でも容易に入手ができるネーム印なら、いっそのこと自分でデジタル印影を作ってそれを使ってみたらどうだろう。

なんちゃって印鑑を自分で作る

 小さな組織では、なかなか電子決済といった仕組み作りまで手が回らないことが多い。在宅勤務でも認め印をおすためだけにプリントアウトしてスキャナーで読み取るといった煩雑な作業を強いられているかもしれない。
 ハンコを押すのは形式だけで、印影らしきものがあれば、それでいいというのであれば、自分で作ってしまおう。それでつじつまはあう。先のことはあとで考えよう。極論かもしれないが、100均でさえ手に入るハンコを捺印すればいいのなら、それで十分だと思う。

3分間でできる印影データレシピ

  1. 白い紙にハンコを押す
  2. それをスマホで撮影(紙の部分が白飛びするように露出をプラス補正)
  3. 撮影した写真を白紙のPowerPointに挿入
  4. 印影の部分だけになるように正方形トリミング
  5. 紙色の白い部分を透明色に指定
  6. サイズを1センチ角くらいに指定
  7. 図の圧縮でトリミングしたあとのいらない部分を削除
  8. それを図として保存(保存形式をPNGにすること)
  9. 保存した画像を書類文書の押印箇所に前面配置で貼り付ける
Wordでもうまくいきそうなものだが、透明部分が正常に処理されないので、PowerPointでの作成が無難だ。