2020/08/06

パソコンをテレビにつないだときのトラブルシューティング


 パソコンをテレビにつなげば小さなノートパソコンを大きく使える。ダイソーで売っている300円+税のHDMIケーブルが一本あれば、ノートパソコンをテレビに接続して、大きな画面に表示できる。在宅勤務やリモート授業も快適になるし、映画やYouTubeだってリッチな気分で楽しめる。

外周が画面の外側にはみでる

 テレビ側の映像調整で、オーバースキャンが設定されている可能性がある。入力された映像信号をすべて画面に表示するために、ドットバイドット等の設定をすることができないかどうかをチェックしてみてほしい。

表示が小さすぎる、または大きすぎる

 4Kテレビを使っていないだろうか。4KテレビはパソコンのFHD液晶4枚分の量の情報量を表示できる。つまり4倍の広さだ。パソコン側は4Kテレビがつながっていることを認識しているが、画面サイズにマッチしないスケーリングで拡大、縮小して情報を表示している可能性がある。ウィンドウズなら、[設定-システム-ディスプレイ]で、拡大縮小とレイアウトの設定ができる。100%、125%など、見やすくなるように任意の値に設定しよう。また、4Kディスプレイの解像度は3840×2160だ。正しく4K解像度を認識しているかどうかもチェックしてみよう。
 ちなみに4Kテレビの画面でウィンドウズを使う場合、46型サイズで100%が標準的な表示になる。それより大きなサイズの画面で表示するときも縮小はできない。逆に、テレビからの距離が離れていたり、46型より小さい画面の場合で、文字などが読みにくいような場合は少し拡大して対応すればいい。逆に表示が大きすぎる場合は、拡大率が300%といった大きな値になっていないかどうかを確かめよう。

パソコンの画面より情報量が少ない

 ほとんどの場合、ノートパソコンの液晶モニターはFHD、つまり、1920×1080ドットでの表示をサポートしている。ところが、家庭用のテレビは、1366×768ドットまでしか対応していないものがある。その場合、画面のサイズは大きくても、そこにFHD情報を表示する能力が足りないという結果になる。こればかりはどうしようもない。

 ノートパソコンをテレビの間を買ってきたケーブルでつなぐだけなので、特に問題は起こりそうにないのだが、そこはそこ、うまくいかないこともある。テレビの取扱説明書をよく読んで正しい設定ができているかどうかを確認してみよう。