2020/12/08

SkyNoteを作っておく


 クラウドストレージには、どんなデータの受け皿にもなるファイルをひとつ用意しておくと便利だ。いわば、自分の使うあらゆる機器から読み書きできる空の上のノートとしての「なんでも帳」だ。

いつでもどこでもどんな機器からでも読み書きできるなんでも帳

 ぼくはクラウドストレージのOneDriveに、SkyNoteというファイルを用意している。このファイルを「なんでも帳」としてファイル名をまだつけていないけれども中味を思いついた文章などを書き付けるために使っている。スマホなどからでも参照でき、とにもかくにも書いておかないと忘れるとか、こっちのパソコンで作業し始めたはいいものの、その続きを別のパソコンでやりたいといったときにも重宝する。

 受け皿用のアプリとしてはやはりWordが無難だ。文字の入力はもちろん、写真などを貼り付けることもできる。また手描きでの描画も大丈夫だ。

 同様の用途に使って便利なGoogle Keepのようなアプリもある。これまたスマホでもパソコンでも同じデータを読み書きできる。ただ、あくまでもメモ用のアプリなので、長い文章を入力するのには向いていない。UIが、そういうふうにできていないのだ。また文字装飾もできないので、いい加減に書いた部分をあとでわかりやすいように色つきの文字などにしておくマーキングもできないのはちょっと不便だ。

 もちろん用途によって使い分ければいい。とにかくどんな機器からでも読み書きできて、できるだけ多くの種類のデータの受け皿になれるアプリを選ぶ。

 

OneDriveにおいたWord文書はバージョン履歴が有効

 OneDriveに置いたWordのファイルは、編集内容が自動保存されるのに加えて、バージョン履歴が残り、ある程度さかのぼることができる。通常は、書き込んだ内容は、時間に余裕のあるときに、別のファイルにコピーして、その内容はカラにしてしまうのだが、なんらかの理由で、以前の内容を見たいときにもバージョン履歴を開けば、過去のファイルの内容を復元できる。これはWordの機能としての変更履歴とは別の系統で、特に有効にしなくても勝手にバージョン履歴が保存される。すなわち、クラウド上の履歴つきクリップボードのように使うことができるわけだ。