不織布がすごく便利
いいことなんだか悪いことなんだかわからないが、2020年は、本当によく掃除や手入れをした年だったと思う。これもコロナ禍がもたらした新しい生活様式なのだろう。
そんな中で痛感したのが不織布の便利さだった。マスクに使われている素材としても知られているが、キッチンやオフィス、作業現場など、いろんなところで使われている。今年は特に、いろんなシーンで不織布のお世話になった。
そんな中で出会ったのが、日本製紙クレシアのワイプオールのシリーズだ。この会社はクリネックスとスコッティブランドのティッシュペーパーでお馴染みだと思う。その十條キンバリーと山陽スコットが合併してできた企業だ。
ワイプオールには複数のバリエーションがあるが、その中でも個人的には特にX70がお気に入りだ。X50、X60、X70、X80とあるなかで、中間の厚み、吸水量となっている。秋にリニューアルして柔らかさが向上、布のような質感になったというが、まだ手元にストックがあるので、旧製品をまだ使っている。ハイドロニットという強度に優れたポリプロピレン不織布に高水圧でパルプを絡ませてシート化したバインダー(接着剤)を使用しない製法で作られているそうだ。
ちょうどいいサイズ、厚みもうれしいワイプオールX70
愛用しているのは通常サイズのX70でシートのサイズは335×343ミリ。昔のもののたとえで恐縮だが、LPレコードのジャケットよりひとまわり大きなサイズだ。まあ、大きめのハンカチサイズだと思ってほしい。これが4つ折りになって50枚がパッケージされている。素材はパルプとポリプロピレンだ。また、もうひとまわり大きなLサイズパックもあり、こちらは6つ折りになっている。
価格的には50枚で税込み1,000円ちょいなので、1枚あたりの価格は20円くらいということになる。決して激安というわけではない。でも便利さを考えたら、まあ仕方がない価格かなとも思う。
そのままでも、また、水に濡らして絞っても利用できて、イメージ的には布を使っているのとそう違いはないように感じる。また、ケバ立ちもほとんど感じない。アルコールを含ませてあちこちを掃除したり、家の中のいろんなところの消毒に使ったり、また、パソコンやマウスなどのデバイスのクリーニングにもうってつけだ。ティッシュなどでは紙のカスが出たり、また、ペーパータオルでは固すぎて拭き取り時に相手に傷をつけないか不安を感じるが、この製品ではそのようなことがない。
ちなみに、普段の外出にも、ハンカチ、ティッシュ代わりに一枚をポケットに忍ばせている。今の状況では、鼻をかむにも、周りに気を使う必要がある。小さなディッシュでは、ちょっと気になるのだ。
これから年末に向けて、大掃除のシーズンでもある。当然大活躍してくれるにちがいない。なにしろ100均のぞうきんを買うより安いし、汚れたら使い捨てられるので清潔だ。もっとも汚れたら洗って繰り返し使うこともできる。そのくらい丈夫だというのも頼もしい。