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2021/02/19

パソコンとマウス


 グラフィカルな画面を操作するためのデバイスをポインティングデバイスという。マウスがもっとも身近な存在だったが、ノートパソコンが主流になって、もしかしたらマウスではなくタッチパッドしか知らない世代も出てきているかもしれない。

ポインティングデバイスとしてのマウス

 マウス、タッチパッド、トラックポイント、トラックボール、ペン、タッチスクリーンなどなど、ポインティングデバイスはいろいろある。知らないものがあったら一度検索してみよう。ほとんどの場合、ノートパソコンにはタッチパッドがついているので、それをそのまま使っているかもしれない。

 キーボードの達人は、マウスの操作のためにキーボードから手を離すことを嫌い、多くのことをキーボードだけを使ってする。どうしてもというときだけ、手元のタッチパッドを使うのだ。しかも親指で…。

 ぼく自身は、タイプの達人でもないので、そこまでのこだわりはなく、マウスが使えるときにはマウスのほうがいいと感じている。それに、パソコンを使う時間に占めるキーボードを使わない時間は増える一方で、キーボードをあさってに、傍らのマウスしか操作していないということもある。マウスホイールをクルクルまわしてウェブをスクロール、リンクをクリックして別のページに飛んで、戻るボタンで元のページに戻り、必要に応じてページ内の文字列をドラグして右クリック、キーワードにして検索と、その繰り返しだ。キー入力がいっさいなく1時間以上が過ぎることもある。

 

ラクができるなら何でも使う

 キーボード上の定位置にずっと指を待機させているのはけっこう疲れるものだ。もちろんマウス操作も疲れ知らずのはずがない。人によっては肩が凝るということもあるようだ。膝の上でパソコンを使ったりするときには、マウスを使いたくても使えないこともあるが、それでも、とにかく使えるときには使えるものを何でも使って、ラクにパソコンを操作できるようにしたほうがいい。

 人にいちばん近い位置にある道具なので、キーボードとマウスだけは贅沢なものを手に入れたい。ノートパソコンでは、キーボードが一体化しているので交換は難しいが、マウスのすげ替えはカンタンだ。今や、100均でも購入できるくらいになったマウスだが、使ってみて自分には合わないと思ったら、いつまでもガマンして使い続けないで、さっさと自分が使いやすいと感じるものに乗り換えた方がいい。

 数百円から1万円超えまで、マウスはピンキリ。高級マウスが使いやすいマウスとは限らないが、高いマウスは高いなりに使いやすいことが多く、その価格に納得することができればお買い得でもある。とにかく店頭で握って試してみることだ。どれでも同じだなんて夢にも思ってはいけない。

 それと、マウスパッド。マウスを使うときに敷く座布団のような存在だ。今のマウスは真っ白な紙の上とか、透明なガラスのテーブルの上、畳の上で使っても、それなりに正確にマウスポインターを動かしてくれるが、ほんの少しの誤動作がストレスにつながる。

 作業スペースが許すのならマウスパッドを敷くことで、その誤動作は激減する。ゲーミング用の大きなものが使いやすいが、こちらは100均で売っているようなものでも悪くない。

 マウスは手のひらの付け根を支点にして、手首のスナップで使うとラクなのだが、テーブルやデスクのような固い素材の上に手首を密着させている時間が長くなると痛みの原因にもなる。マウスパッドがあればそれも軽減できる。慣れてきたらマウスポインターの移動速度を速くすると、最低限の手の動きでマウスを使えるようになる。