デスクトップを任意のゾーンに区切る
ウィンドウを開くたびに、ウィンドウのサイズを微調整するのは、それなりにめんどうくさい作業だ。直近に使ったときのウィンドウサイズや位置を記憶してくれるアプリも多いが、それがベストポジションとは限らない。
そこで、デスクトップを任意のサイズの領域に仕切っておき、それぞれの領域に、サクッとウィンドウを配置できるようにしておくと便利だ。たとえば、縦1/3の領域を3つ並べた状態を用意しておき、ウィンドウをそこに配置すると、そのサイズにフィットするようにしておくわけだ。
PowerToysを使ってゾーンを自在に
Windowsデスクトップへのウィンドウ任意配置のためには、いろんなユーティリティがあるが、以前に紹介したPowerToys
に含まれるFancy
Zonesを使うと便利だ。ゾーンエディターを使ってデスクトップを自由にレイアウトしておき、Shiftキーを押しながらウィンドウをドラッグしてドロップすると、その領域にフィットするように配置できる。
Windowsには、Windowsキーを押しながらの方向キーを押すと、縦2分割、田の字4分割の状態のサイズを行き来してウィンドウサイズを調整できる機能があるが、Fancy Zoneはこの機能を上書きすることもできるので、最小限のキー操作で、ウィンドウの配置ができる。
便利なのは隣接したゾーンの境界にウィンドウをドロップすると、ふたつのゾーンが合併されたゾーンになるところだ。だから、13.3型画面程度の画面を持つモバイルノートパソコンなら、縦3つにデスクトップを区切ってゾーンを作っておけば十分だ。1/3と2/3の組み合わせ、その左右入れ替えなどが自由自在になる。
PowerToysはMicrosoft純正のWindows用ユーティリティ集で、最新版はGitHubから入手できる。しかも無料だ。GitHubのページは英語だが、ユーティリティ自体は日本語化されているのがうれしい。