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2021/03/29

狭いながらも楽しいデスクトップ




 モバイルノートパソコンの画面は決して大きくはない。でも、使い方の工夫次第で便利度を高めることはできる。

狭いデスクトップを広く使うために

 デスクトップが狭く感じるのは、使うアプリの多くが自己中心すぎるからだ。Windowsアプリの多くは、自分自身がスクリーンを独占するのが当たり前と想定しているようにも感じる。

 画面を狭くする要素としては、ツールバーやリボン、そしてステータスバーなどがある。これらはウィンドウの縦方向の領域を圧迫する。また、ページ概念のあるアプリでは、サムネール表示などで横方向の領域を使う。込み入った編集などの場合には、使っている人間とアプリの対話のために重宝するこれらの要素だが、常に、表示されていなければならないわけでもないし、邪魔に感じることもある。

 たとえば、ブラウザーを開くと、最上部にタイトルバーを兼ねたタブの切り替えのためのバー、次の行にアドレスバー、その次の行にブックマークバーが表示される。これでざっくり3行分を占有してしまっている。一般的なインターネットブラウズにはあると便利な機能だが、常に必要かというとそうでもない。かといって、非表示にしてしまうと、必要なときにめんどうくさい。

 

常用しない要素を断捨離する

 Edgeではサイトを開いた状態で、メニューを開くと「アプリ」という項目があり、そこで「このサイトをアプリとしてインストール」することができる。

 また、Chromeではサイトを開いた状態で、メニューの「その他のツール」から「ショートカットを作成」を実行し、ダイアログボックスで「ウィンドウとして開く」にチェックをつけると、このサイト専用のアプリのように振る舞わせることができる。

 アプリ化したサイトはタスクバーにピン留めしておいたほうが使いやすいだろう。これによって、タスクバーアイコンを開くだけで、サイトがアプリのように表示される。最上部の行にはタブ切り替えやアドレス、ブックマークなどのバーもないので縦方向が少し広くなる。

 以前は、よく使うサイトについてはお気に入りに登録というのが定番だったが、今は検索したほうが手っ取り早かったりもする。だが、この方法でのサイトのアプリ化は、いわば超お気に入りの登録であると同時に、汎用要素の断捨離に役立つはずだ。