2021/03/30

アプリを同時多発で開く


 クラウドと連動している限り、デスクトップアプリだけを使っているのはもったいない。同じデータを参照できるのならネコの手も借りよう。

アプリはひとつだけじゃない

 ブラウザーでサイトをアプリ化することができる話を書いたが、情報消費のためのサイト以外に、クラウドに置いたデータを編集できるサイトもある。たいていの場合、そのデータの編集のためには、デスクトップアプリが用意されていてクラウドストレージと連携させたり、、それ以外にブラウザーを使ってほぼ同等のことができるようになっていたりする。また、Windowsであれば、別にストアアプリが提供されている場合もある。

 これらそれぞれのアプリを、そのときどきに応じて使い分けると、デスクトップ上の領域をうまく使うことができるかもしれない。デスクトップアプリの多くは画面を独り占めしがちだが、ウェブアプリやストアアプリはそうでもない。レスポンシブデザインのサイトが増えてきているのも追い風だ。

 

アプリの柔軟性を試す

 アプリがどのくらい柔軟性があるかを確かめるには、そのアプリのウィンドウをどのくらいまで小さくできるかを試して見るのがいい。

 ウィンドウのサイズを小さくすれば、当然、表示される情報の量は減っていく。たとえば、メールを扱うアプリなら、個々のメールのプレビューが表示されていたものがなくなって一覧だけになったり、各種の対話のためのボタンやメニューなどが折りたたまれていったりする。それでも最小限の情報は表示されているので、操作に困ることはない。それに特定のアプリに専念したければ、そのウィンドウを最大化すればすむ話だし、あるいは、デスクトップアプリを使えばいい。

 ほとんどの場合、これらのアプリを同時多発的に開いておいても問題は起こらない。やりたいことが同じでも、アプリを使い分けたり、同時に異なるアプリを使ったりすることで、作業の効率は大幅に高まるはずだ。冒頭のスクリーンショットはTwitterサイトをブラウザーでアプリ化したものだが、このくらい細長くても十分に機能していることがわかる。