フォルダーはバッグ・イン・バッグ
分類するために使うという用途では確かにフォルダーはカバンのポケットに似ている。人によってはバッグ・イン・バッグとして、カバンの中にカバンを入れて中身の整理をしている人もいる。カバンにはあちこちにポケットがあって、小物の収納に便利なようになっているが、ポケットは位置が固定されているし、今日は別のカバンを持ってでかけようというときには、小物の移動がたいへんだ。でも、バッグ・イン・バッグならバッグごと別のカバンに移し替えるだけだ。
ちょっと違うのは、入れる先のバッグより大きなバッグをバッグ・イン・バッグにすることはできないが、パソコンのフォルダーはそうじゃないという点だ。
ファイルの種類に応じてフォルダーを分けてはならない
フォルダーは、パソコンで新しい作業を始めるときに作るのがいい。でも、パソコンの使い方は自由だから、人によっては、フォルダー内にあれこれ関連性のないファイルをどんどん作っていって、もう、何がなんだか収拾がつかなくなってきた時点で分類を始めるかもしれない。それも許されるのがパソコンだ。
最初にフォルダーを作り、そこに関連ファイルを作っていく方法は、気分の切り替えができるというメリットを感じている。パソコンに向かって、さあ、作業を始めようというときに、その作業のために作ったフォルダーを開きさえすれば、関連する情報がすべてそこに入っているからだ。そのためにも、ファイルの種類に応じてフォルダーを作るのではなく、あくまでも一連の作業のためのフォルダーを用意するのがポイントだ。
フォルダーの中身を更新日時順に並び替えれば、最後に、そのフォルダーでどのファイルをさわっていたかもすぐにわかる。前回の続きは、最終更新ファイルを開けばスタートできる。更新日時順での並びは、ファイルが先に一覧でき、そのあとにサブのフォルダーが並ぶのもいい。名前順で並べると、ファイルの前にフォルダーが並んでしまう。サブのフォルダーには、予備的なファイルを分類して入れておくことが多いのであとまわしでいい。ファイル名を的確に知ることができるように、そして、並べ替えが容易にできるようにしておくためにも、一覧は詳細表示が使いやすい。
さて、問題は、そのフォルダーを、一体どこに作るかだ。