ファイルエクスプローラーの融通がきかない
デスクトップ表示全体のズームアップや、ブラウザウィンドウ内のズーム、そして、文字に注目した拡大などで、日常的な作業がずいぶんラクになる。自分にとって最適な表示が得られるようにしておこう。
ただ、ほとんどの場面では支障がなくても、特定の場面の表示がつらいケースがある。個人的にはWindowsのファイルエクスプローラーのウィンドウ内表示がネックになっている。
ファイルエクスプローラーのウィンドウ内では、ファイルの一覧を、特大、大、中、小、一覧、詳細、並べて表示、コンテンツと複数の表示モードがある。ぼくは、詳細表示を常用している。ファイルの並べ替えを見出しのクリックですぐにできる便利さからだ。また、フォルダの内容に応じて、タイトルなどの見出しを自由に追加できる点も重宝している。
ただ、ファイルエクスプローラーのウィンドウ内表示にズーム機能がない。正確にいえばズームはできるのだが、詳細表示が他の表示モードに変わってしまう。詳細表示のままでは8とB、1とl、パとバなどを判別しにくいときがあるのだ。
拡大鏡を使ってみよう
そんなときには、Windowsキーを押しながら+(プラス)キーを押す。それによって拡大鏡アプリが起動して、一時的なズームインが行われる。その初期比率は自由に設定できるし、続けてWindows + +(プラス)とWindows
+ -(マイナス)で、拡大縮小比率を変えることができる。元に戻すときにはWindows + Escだ。拡大の中心はマウスポインタの位置にしている。拡大したい部分にポインタを合わせてズームすることができる。そして、ズームしている最中にも、通常の操作ができる。
拡大表示するビューは、画面全体を拡大する全画面表示と、ルーペ的なUIでレンズ内だけを拡大するレンズ表示がある。好きな方を使おう。ぼく自身は全画面表示を使っている。
こうしてちょっと困ったときに一時的にそれを回避することができるので、覚えておくと便利だ。PowerToysのkeyboad Managerを使って普段は使わないファンクションキーに割り当てておくのもひとつの手だ。あるいは拡大鏡もアプリのひとつなので、タスクバーにピン留めしてしまうというのもいい。